知的障害(精神遅滞、MR)
知的障害とは(精神遅滞とは、MRとは)
知的障害(ちてきしょうがい)とは、計算や読み書きなど、日常生活や学校生活の上で頭脳を使う知的行動に支障があることを指します。
知的障害(精神遅滞、MR)の別称
- MR
- mental retardation
- メンタルリターデイション(メンタル・リターデイション)
- 精神遅滞(せいしんちたい)
- 精神薄弱(せいしんはくじゃく)
- 精神発達遅滞(せいしんはったつちたい)
- 知恵遅れ(ちえおくれ)
- 知的発達障害(ちてきはったつしょうがい)
- 知的発達遅滞(ちてきはったつちたい)
- チャレンジド (challenged)
知的障害(精神遅滞、MR)の定義
客観的基準を示す法令による定義
- 発達期(18歳未満)において遅滞が生じること
- 遅滞が明らかであること
- 遅滞により適応行動が困難であること
遅滞が明らかかそうでないかの判断の際の定義
- 標準化された知能検査で知能指数が70〜75未満のもの
知的障害(精神遅滞、MR)の特徴、傾向
乳幼児期
- 同年齢の幼児との交流がうまくいかない。
- 言葉に遅れがある。
- 病理的原因の場合は早期に発見されることが多い。
学齢期(6〜15歳)
- 判断力や記憶力などの問題で、普通学級の授業についていけない。
- 複雑なルールの遊びに参加できない。
- 上記によるストレスから、2次障害が発生する場合がある。
- 中学校への進学にあたって、問題が生じる場合がある。
成年期(18歳〜)
- 一般的な職場への就労や就職はハードルが高いが、本人の能力に合っている環境であれば問題ない。
- 一般的な職場での就労が困難な場合は、障害者の保護者やボランティアなどが開設する施設で活動する例が多い。
- 日常的でない判断(高額な契約など)が難しく、判断を誤ることや、だまされることがある。
知的障害(精神遅滞、MR)の統計
- 日本の知的障害施設(知的障害者施設)の数
- 約3,600
- 日本の知的障害者(知的障害児)の人口数
- 約46万人
知的障害支援(知的障害者支援、知的障害児支援)の制度
知的障害があると認定されると療育手帳が交付され、各種料金の免除などの特典が与えられます。
障害年金や特別障害者手当などの制度もあります。
知的障害者(知的障害児)の関連犯罪
知的障害者が加害者や被害者になる事件があります。
知的障害者が、加害者ではないのに加害者とみなされたり、被害者・証人であっても証言に信頼性がないとされたりする場合もあります。
知的障害者は、行動の犯罪性自体を理解できず仕向けられて犯罪に巻き込まれる場合もあります。
知的障害(精神遅滞、MR)の分類、種類
原因による分類
生理的要因
- 知能指数が低く、障害とみなされる範囲(IQ70または75以下)の場合。
病理的要因
- 出産時の酸素不足・脳の圧迫などの周産期の事故。
- 生後の高熱の後遺症などの、疾患・事故などが原因の知的障害。
- ダウン症候群などの染色体異常・低機能自閉症などの先天性疾患によるもの。
知能による分類
ボーダー(境界域)
- 知能指数は70〜85。
- 知的障害者とは認定されない場合が多い。
- 認定されないために支援を受けられずに、かえって厳しい状況におかれることもある。
軽度
- 知能指数は50〜70程度。
- 本人や周囲とも障害に気付かずに社会生活を営んでいる場合が多い。
- 生理的要因による障害が多い。
中度
重度
- 知能指数は20〜35。
- 大部分に合併症が見られる。
最重度
- 知能指数は20以下。
- 大部分に合併症が見られる。
- 寝たきりの場合が多い。
知的障害(精神遅滞、MR)の関連作品
知的障害(精神遅滞、MR)の病院での診断、検査、治療科
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