僧帽弁狭窄症
僧帽弁狭窄症とは
僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう、MS、mitral stenosis)とは、心疾患の一種であり、僧帽弁口の狭窄によって左心房から左心室へ血液が流れにくくなる疾患です。
僧帽弁狭窄症の定義、概念
心臓の左心房と左心室の間には、僧帽弁と呼ばれる、2枚の尖弁(前尖、後尖)が存在します。
僧帽弁は、左心房の収縮時には開いて、左心房からの血液を左心室へ流入させる一方、左心室収縮時には閉じて、左心室から左心房への逆流を防いでいます。
通常僧帽弁口の面積は4〜6cm2ですが、僧帽弁尖の癒着などにより僧帽弁口の面積が1.5cm2以下になると、様々な症状を示すようになります。
僧帽弁狭窄症の病態
僧帽弁口の面積が減少すると、心拡張期(つまり左心房収縮時)に左心房から左心室へ血液が十分に流れなくなります。
左心房圧の上昇により、肺高血圧、肺水腫、右心不全、心房細動などを引き起こします。
左心室血液流入量低下により、左心不全を引き起こします。
左心室への血液が足りなくなるため、左心室肥大はあまり見られません。
僧帽弁狭窄症の症状、特徴
左心室血液流入量低下による症状
左心房圧上昇による症状
- 右心不全(肝腫大、全身性浮腫、頚静脈怒張)
- 肺高血圧
- 肺水腫
- 労働時呼吸困難
僧帽弁狭窄症の検査、診断
- 心エコー
- 心臓カテーテル検査
- 心電図
- 胸部X線写真
- 聴診
僧帽弁狭窄症の治療法、治療薬、手術法
- 内科的治療
- ジギタリス、ワーファリン(心房細動合併時)
- ループ利尿薬
- 外科的治療
- 経皮的僧帽弁交連術術(PTMC)
- 僧帽弁置換術(MVR)
僧帽弁狭窄症の病院での検査、診断科
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