床ずれ(床擦れ、褥瘡、褥創)
とこずれ、じょくそう、Bed sore、Pressure sore、Pressure ulcer
床ずれとは
床ずれとは、患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきりなどになった場合、体と支持面(多くはベッド)との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こすものです。
床ずれの原因
床ずれの外的原因
- 組織に垂直に作用する圧力(体圧)に対して生ずる圧縮応力
- 組織と支持面の間の摩擦・ずれにより生じる引っ張り応力・剪断応力
床ずれの内的原因
床ずれの好発部位
仰臥位で生じる床ずれ
- 肩甲骨部
- 後頭部
- 脊柱棘突起部
- 仙尾・仙腸部
- 踵骨部
- 肋骨角部
側臥位で生じる床ずれ
- 肩峰部
- 肩甲骨部
- 側頭部
- 大転子部
- 耳介
- 腸骨稜部
- 内・外踝部
- 腓骨頭部
- 肋骨角部
座位・車椅子などで生じる床ずれ
床ずれの分類、種類
- 偶発性褥瘡(突発性褥瘡)
- 健康な個体に一時的な外力が加わって形成される床ずれ。その負荷が除去されれば速やかに治癒が得られる。
- 尋常性褥瘡
- 慢性的に経過し難治であり、そのような治癒遷延をきたすなんらかの原因を持つ患者群に好発・集積する傾向のある床ずれ。
床ずれの進行度による分類
床ずれのNPUAP分類
- I度
- 傷害が表皮にとどまっている状態。局所の発赤(紅斑)、表皮剥離(びらん)である。
- II度
- 傷害が真皮に及び、真皮までの皮膚欠損(皮膚潰瘍)が生じている状態。水疱が形成されることもあり、壊死組織の付着や細菌感染が生じやすい。
- III度
- 皮下組織に達する欠損が生じている状態。
- IV度
- 筋肉や骨まで損傷された状態。骨が壊死して腐骨となったり、骨髄炎や敗血症を併発することもある。
床ずれの防止法(予防法)
- 主に除・減圧(支持面の調整と体位変換)、皮膚面の保湿と保清(清潔)、栄養管理。他に入浴、水出納の管理(脱水予防)。
- ブレーデンスケール・OHスケール・K式スケールなど。
- 体圧分散寝具を使用する(ウォーターマット、ウレタンフォームマット、エアマット、メディカルムートンマット、高機能寝台など)。
- 定期的に十分な体位変換を行う(基本は2時間おき)。
床ずれの関連団体
床ずれ治療法、治療薬、手術法
- 外用薬
- 外科手術
- 被覆材(ドレッシング)による保存的治療
- 病変部は毎日洗浄し、フィルムなどを使い湿潤を保つ
床ずれの病院の検査、診断科
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