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晩婚化


晩婚化とは

晩婚化(ばんこんか)とは、世間一般の平均初婚年齢が以前と比べて高くなる傾向を指す言葉です。

高年齢で結婚をすること、俗に「婚期を過ぎてから結婚する」ことを指して晩婚といいますが、その「婚期」についての社会通念も変化してきました。

また、晩婚化によって少子化という問題も起きています。



結婚時期

日本では現在、結婚しても良い年齢は男子18歳・女子16歳と定められています。

しかし、日本国内では結婚して所帯を作ろうと考える年齢は男女ともに18歳を下回ることはほとんどありません。

また近年の物価高・賃金の下落を反映し、所帯を持つための財産形成のために、就労してからあるいは結婚相手を見つけてから実際に結婚するまでの敷居を高く取ろうと考える意識も一部には見られます。



個人主義の浸透

一方、個人主義の観点から、当人にとっても周囲についても、独身でいつづけることに対する社会的な抵抗(世間体)が昔に比べて格段に低くなっています。

このため、就労して獲得した時間的・金銭的な余裕をもっと自分個人のために使い充足感を得ようと、より長く独身時代に留まろうとする人も多いです。

一方で、高学歴化に伴う就労年齢の高年齢化・職場での競争の激化により、晩婚化の傾向には拍車がかかっています。

昨今では、男女とも30代になっても独身を続けようと考えることに対する抵抗感は、彼らが前線に出て働いているオフィス街などでは特に、ほとんど見られなくなっています。



需給のミスマッチ

また、男女とも、お互いを結婚相手としてみなせない、という意識もある。

現在の日本では女性が経済力を付ける一方、子育てのサポートが十分ではないために、女性の多くには子どもを産むと仕事を辞めざるを得ず、男性の収入を当てにする上方婚志向(収入・年齢・階層の高い者との結婚を希望する)が根強いです。

男性と女性の意識のミスマッチも、原因と考えられています。

未婚男性側の結婚相手に求める基準も高くなっている側面もあります。

男性は自分の年齢が高くても女性に若さや容姿を求める傾向が強いです。

しかし、若い女性の人口自体が減っている中で「若さ」や「高い容姿基準」を求めれば男性の未婚者は増大します。



女性の家事・育児負担

日本では労働時間が長く、男女の役割分担意識が強いため、出産・育児に対する女性の負担が非常に大きいとされます。

この結果は「家事と育児は妻の責任」という男性の価値観と、フルタイムで働くとすれば育児に参加することが困難になるという、日本企業の現状が表れており、働く既婚女性の出生率は低いです。



平均初婚年齢

21世紀初頭においては、日本国民の女性の平均初婚年齢は20歳代後半に達しており、男性についてはさらに1歳以上高いです。

第一子出生時の母親の平均年齢については、平均初婚年齢の約1年後という計算になる統計が出ています。



晩婚化の影響

高い年齢での結婚は、金銭的余裕などのメリットがある一方で、妊娠しにくく・させにくくなるリスク、育児に関して子どもの年齢に比べ親である夫婦の退職年齢が早く来てしまうことなどの構造的な困難などのデメリットが考えられます。

また、長く独身でいる人に多く見られるように、結婚してからも自分個人または伴侶との共同生活を重視して子供を作らない夫婦も多く存在し、1980年代頃から社会的な潮流として注目を集め ディンクス(DINKS)という呼び方で知られるようになりました。



晩婚化の対策

結婚しない人、できない人が増加しているなか、様々な対策を考える政府や自治体もあります。

日本の場合、一部の自治体では、自治体自身が男女の出会いの場を設けるといったことを行っています。

また、地方の商工会議所でも、会員に呼びかけて出会いのイベントを行っているところがあります。

このようなイベントは参加できる人がある程度限られるものの、営利を目的とせず、参加しやすいように工夫されています。



  



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