熱波
熱波とは
熱波(ねっぱ)とは、その地域の平均的な気温に比べて著しく高温な気塊が波のように連続して押し寄せてくる現象です。
大西洋北東部、北太平洋に現れやすいです。
熱波の原理(メカニズム)
- 夏にブロッキング現象が起こると、北半球では卓越風が極端に南寄りに、南半球では北寄りに吹き、赤道付近の暖かい風が流れ込むとともに、その地域に高気圧帯ができる。
- 一度ブロッキング現象が起こると同じような天候が長時間継続する(ブロッキング高気圧)ため、中緯度地域に暖かい風が次々と入り込み、気温はさらに上がる。
- 以上が繰り返し起こることで暑さが増幅され、やがて人間を死に至らしめるほどの暑さとなる。
熱波の特徴
- 長期間安定した晴天のため、朝夜の放射冷却では大気を冷ましきれずに気温が底上げされ、気温が日に日に上昇し、熱波の収束前に気温のピークを迎えることが多い。
- 雨が少なくなり、湿度が下がって乾燥傾向になる。
- 風が穏やかになるため、大気汚染物質が浄化されにくくなり、大気汚染の被害、特に光化学スモッグによる被害が発生しやすくなる。
熱波の年、事例
- 1987年 ギリシア熱波
- 2003年 欧州の熱波
- 2007年 欧州、日本を中心とする熱波
熱波による影響
- 高温による影響
- 熱中症の諸症状を訴える人が多くなり、死者が出ることがある。
- 多くの建造物や舗装された道路などは、気温よりも大幅に温度が高くなる。
- 少雨や乾燥による影響
- 高温により需要が増える水資源の不足を招き、上水道の給水制限や断水、農業用水の不足などの影響が出ることがある。
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