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旧司法試験

旧司法試験とは

旧司法試験(きゅうしほうしけん)とは、司法試験法に基づいて行われる法曹資格試験(国家試験)の一つです。

第2次世界大戦以降実施されてきた司法試験の試験内容をほぼ継承するものですが、司法試験法の改正により、2011年の新司法試験への移行期間終了とともに廃止される予定です。



旧司法試験の制度の概説(まとめ)

旧司法試験は2次・4段階よりなります。


第一次試験

第一次試験は、幅広い科目からなる教養試験であり、短答式試験および論文式試験からなります。

年齢や資格などによる受験の制限は特にありませんが、短大以外の大学を卒業または2年以上在学し、一定の単位を取得していれば生涯免除されます。

このため、多くの受験者は二次試験からの受験となります。

また、一次試験に一度合格してしまえば、その後は生涯免除となります。

合格者には社会保険労務士試験の受験資格が与えられます。


第二次試験

第二次試験は法律的知識を問うための試験であり、筆記試験(短答式)・筆記試験(論文式)・口述試験の3段階からなります。


短答式試験(択一式試験)

短答式試験は例年5月の第2日曜日に、憲法、民法、刑法の3科目について、60問(各科目20問ずつ)、3時間30分通して行われます。

5肢からの択一式試験でマークシートを用いて行われる試験です。

求められる正答率は7割弱〜8割です。


論文式試験

論文式試験は、7月第3月曜日と、その前日の二日間にわたり、初日:憲法、民法、商法、二日目:刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法の各科目につき、それぞれ2題ずつ、制限時間は2時間で、文章にて解答する形式で行われます。

参照物として、「旧司法試験用法文」と呼ばれる最小限の条文のみが記載された小型六法が貸与されます。

不正受験防止のため、この法文の冊子は各科目試験終了ごとに回収されますが、論文式試験の全日程終了後は持ち帰ることができます。


口述試験

口述試験は、論文式試験の合否発表の二週間ほど後である10月下旬の連続した3日間に、千葉県浦安市にある「法務省浦安総合センター」にて、憲法、民事系(民法・民事訴訟法)、刑事系(刑法・刑事訴訟法)の計3科目について面接方式(「主査」・「副査」と呼ばれる試験官2人に対し回答者1人)で行われます。

質問の内容は一般に、まず条文・定義・その他の基本的知識を問うことから始まり、具体的事例を想定してその場面での解釈を問われることが通常です。

その場に用意された「司法試験用法文」の参照を求めることができますが、質問内容によっては「司法試験用法文」を参照しないように命ぜられる場合もあります。



旧司法試験の合格発表以降

最終合格発表は、例年11月上旬〜中旬になされます。

合格者は、その翌年以降の4月から、司法修習生として、最高裁判所付属の司法研修所で3ヶ月間の研修を受けた後、全国に散らばり1年間の実務研修を受けます。

実務研修は、民事裁判・刑事裁判・検察・弁護の4ヶ所を約3ヶ月の期間で回ります。

その後、司法研修所に戻り再度研修を受け、試験(二回試験)を受けこれに合格すれば法曹となる資格を得ます。



  




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