全身性強皮症とは(全身性硬化症とは、全身性進行性硬化症とは)
全身性強皮症(ぜんしんせいきょうひしょう)とは、全身の皮膚が硬くなるほか、内臓にも病変を発症する原因不明の慢性疾患です。
古典的5大膠原病の一つです。
全身性強皮症(全身性硬化症、全身性進行性硬化症)の別称
- Systemic scleroderma
- 全身性硬化症(ぜんしんせいこうかしょう)
- Systemic sclerosis
- SSc
- 全身性進行性硬化症(ぜんしんせいしんこうせいこうかしょう)
- PSS
全身性強皮症(全身性硬化症、全身性進行性硬化症)の統計
- 男女比
- 1:9
- 好発年齢
- 30〜60代
全身性強皮症(全身性硬化症、全身性進行性硬化症)の症状
- レイノー現象
- 冷たいところに出ると、突然手が紫色になり、数分後逆に真っ赤になってしまうこと。特徴的な症状。
- 皮膚硬化
- 皮膚が硬くなる。病変は、手の指の先端から始まり次第に体の中心に向かっていく。ここで、皮膚の硬化が体幹にまで至らないのが限局型である。まず皮膚は浮腫状にはれあがる。次第にやわらかさが消え、硬くなり、逆に萎縮がみられていく。
- 消化管
- 消化管上皮が硬くなる。胃酸をうまく胃にとどめておけなくなって胸焼け、便秘を起こすことが多い。
- 心臓
- 心筋がゆるやかに線維化を起こし、左室拡張不全の原因となることがある。
- 腎臓
- 腎機能障害、高血圧の原因であるほか、いったん腎機能の悪化が始まると加速度的に腎不全に陥っていく(強皮症腎クリーゼ)。本質的には腎血管の線維化であり、それに伴うレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系の異常な活性化である。
- 肺
- 全身性強皮症において最もおかされやすい内臓臓器が肺である。ほとんどの患者に様々な程度の間質性肺炎がみられるほか、肺高血圧症もおこりやすい。主な死因であり、肺病変が、本疾患の予後を決定する。
- 皮膚石灰化
- 限局型に顕著であり、皮下にカルシウムアパタイトの沈着がみられ、手のレントゲン撮影で容易にわかる。
全身性強皮症(全身性硬化症、全身性進行性硬化症)の治療法
腎クリーゼの予防として
対症療法
- 肺高血圧に対するエポプロステノール、ボセンタン
- 皮膚に対する保湿剤
- 胸焼けに対するプロトンポンプ阻害薬
- レイノーに対するカルシウム拮抗薬、プロスタグランジン製剤
全身性強皮症(全身性硬化症、全身性進行性硬化症)の治療科
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