ブラックスーツ
ブラックスーツとは
ブラックスーツ(ぶらっくすーつ、黒スーツ)とは、黒色の背広の上下一揃いです。
ブラックスーツは、モーニングコート(昼間用礼服)やディレクターズスーツ(昼間用準礼服)よりも格下とされます。
日本では、戦後に冠婚葬祭用の礼服としてブラックスーツが定着しました。
シングルブレスト(前ボタンが1行)よりもダブルブレスト(前ボタンが2行)のブラックスーツの方が多く見られます。
ブラックスーツの構成
- 帽子
- 無帽または黒のソフト帽。弔事では帽子の羽根は外す。
- 外套
- 黒・紺のチェスターフィールド・コート。
- 背広
- 黒または濃紺の背広。生地は羅紗、カシミヤ、ドスキン、ウーステッド、絹、モヘアなど。ノーベント(センターベンツ・サイドベンツでない、背中や両脇に切り込みが入っていない)が最もフォーマルにふさわしい。
- ワイシャツ
- 慶事は白無地でイカ胸シャツのウィングカラーで前立てはスタッドで留めて使用する、袖はシングルカフ、テニスカフス、ダブル(フレンチ)カフスのどれかを着用。弔事はレギュラーカラーの白無地。
- マフラー
- 慶事では白の絹。弔事では黒。
- タイ
- 慶事ではシルバーグレーの無地(シルバー、白ではない)、白黒ストライプ(黒を基準としたものならなおよい)のモーニングタイかアスコットタイ。弔事では無地の黒色、ディンプルを作らない、光沢のあるものは控える。
- タイピン
- カフリンクス(カフス)に合わせる。
- ポケットチーフ
- 慶事では白かシルバーグレーの無地でスリーピークス、麻・絹・綿の中で絹が最もフォーマルとされる。
弔事では差さないか、黒無地をTVホールドにして入れる。光沢のあるものは控える。
- ウェストコート
- 慶事は白か、シルバーグレイ。弔事は黒か、上着と共布、白衿を外す。シングル・ダブルどちらでもよい。襟付きだとなお望ましい。
- カフリンクス(カフス)
- 慶事では昼閧ヘ真珠か白蝶貝を使ったもの、夜間はオニキスか黒蝶貝のものなど、フォーマルでは台座が銀かグレーを用いる。チェーン式、紐式、ゴム・布・プラスチック製、台座が金のものは使わない。弔事では付けないか、銀台に黒オニキスか黒蝶貝のものなど。光沢のあるものは控える。
- ベルト
- 革製で黒の尾錠止め。バックル仕様や布製のベルトは使わない。金具はシルバーが望ましい。
- スラックス
- ズボンの裾はシングル(ダブル、折り返しではない)。
- 革靴
- 黒色紐付き靴。種類はストレートチップかプレーントゥ(プレーン・トゥは通常は外羽根式だが内羽根式の方がフォーマル)。靴底は革。厳密にする必要はないが、トゥはポインテッド・トゥかラウンド・トゥがフォーマルとされる。羽根飾りは無いもの。縫い目は内縫い。結び目はパラレルかシングル。はき口の高さはオクスフォードとハイライザー。コバが張ってなく底が薄いもの。金属が付いたものは使わない。
- 靴下
- 黒無地のロングホーズ。素材はシルクが正式だが、他の素材でも代用可。
- 時計
- 鎖の付いた懐中時計、銀を着用。金は認められない。またはドレスウォッチ。
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