タキシード
タキシードとは
タキシード(たきしーど、米 tuxedo、英 dinner jacket、ディナージャケット、ブラックタイ)とは、男性用の礼服の一つで、本来は夜間のみ着用されるものですが、現代の日本では午後からの会合に着用されることも多いです。
タキシードは、夜間用の礼服である燕尾服よりもやや略式なものとされます。
タキシードの概説(まとめ)
タキシードの用途は広く、国賓を招いた晩餐会から気軽なパーティーまで、広く着用されます。
近年の日本では結婚式の新郎が着るフロックコート風の衣装を「タキシード」と呼ぶこともありますが、本来のタキシードではありません。
1870年代初頭、ドイツやフランスのカジノでショールカラーの尾のない燕尾服を着ることが流行し、これらは、元来が自宅の部屋でくつろいで喫煙する際に着る喫煙服のデザインを取り入れたものだったため、スモーキングと呼ばれました。
タキシードの構成
- 帽子
- 黒のホンブルグ・ハット・ソフト帽。
- 外套
- 黒・紺のチェスターフィールド・コート。
- 背広
- 黒無地のタキシードジャケット。襟は別素材(シルクなど)でショールカラー(ヘチマ襟)、ピークドラペルどちらでもよい。シングル、ノーベント、鼓釦一つ掛けが基本だが、ダブル六つ釦でもよい。
- ワイシャツ
- 白無地で立襟襞胸・両穴本カフスシャツ、または立ち襟イカ胸・両穴シャツ。袖はシングルカフス、テニスカフス、ダブル(フレンチ)カフスのどれかを着用。
- マフラー
- 白の絹。
- 蝶ネクタイ
- 黒無地のバタフライタイ。
- サスペンダー
- 黒を使用。ベルトは使用されない。クリップ式(金具式)と釦止め式があるが、釦留め式の方が若干フォーマル。X型とY型のどちらでもよい。
- ポケットチーフ
- 白かシルバーグレーの無地でスリーピークス、麻・絹・綿の中で絹が最もフォーマルとされる。
- ウェストコート
- 現代では黒無地のカマーバンドが用いられるのが一般的。ウェストコートの場合は上衣と共布の黒無地。シングル・ダブルどちらでもよい。襟付きだとなお望ましい。
- カフリンクス(カフス)
- ブラックオニキス、または黒蝶貝で共に台座はシルバーかグレー、フォーマルでは台座が銀かグレーを用いる。チェーン式、紐式、ゴム・布・プラスチック製、台座が金のものは用いない。
- スタッドボタン
- カフリンクスと合わせる。
- スラックス
- 脇の縫い目に沿って側章(襟と同素材)が縫い付けられたもの。裾はシングル。側章は本来は1本だが、2本でもよい。
- 革靴
- 黒の短靴(紐なし)。革製またはエナメル素材のもの。ダンスの際、婦人のドレスを汚さないという意味からエナメルのパンプスが正式とされるが、ストレートチップでも代用可。靴底は革。
- 靴下
- 黒無地のロングホーズ。素材はシルクが正式だが、他の素材でも代用可。
- 時計
- 鎖の付いた懐中時計、銀を着用。金は認められない。またはドレスウォッチ。
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