額縁
額縁とは
額縁(がくぶち、frame、フレーム)とは、絵画や写真、賞状などを入れて飾るための枠です。
額縁の材料
- 漆
- 木材
- 金属
- ガラス
- 漆喰
- 陶器
- 粘土
- プラスチック
額縁の分類
製法による額縁の分類
- 組縁(くみぶち)
- 塗装などの加工を済ませた長い竿状の枠を切り出し、それを組み合わせて作られた額縁。角の継ぎ目が見えやすい。主にデッサン額などがこの形式。
- 本縁(ほんぶち)
- 竿状の材料を枠状に組み上げた後に、塗装や金箔などの加工を施して作り上げる額縁。そのため角の継ぎ目が見えないのがメリット。
- モールディング
- 既成の竿状の枠を注文に合わせて組み合わせる半オーダーメイドの額縁。制作方法は組縁とほぼ同じ。枠のデザインを選び、額のサイズや深さ、入れ子の有無などをオーダーすることができる。そのため油彩額やデッサン額なども制作することが可能。枠のデザインによっては角の部分で模様が食い違ってしまうのがデメリット。
用途による額縁の分類
- 賞状額
- 賞状用の額。木製のものが多く、枠・ガラス(アクリル)・裏板の構造になっている。サイズも賞状に合わせてあるため、そのまま入れることが多い。賞状のサイズによってはマットを入れることもある。デザインの種類は少ない。賞状額の場合、額の四隅にボール紙がホッチキスで止められていることが多いが、これは保護を目的としたものであるため飾る際には外す。
- 叙勲額・叙位額・褒章額
- 勲記・勲章や、位記、褒章などを入れる額。一つの額に勲記と勲章の両方を額装できるものが一般的だが、それらを分けて個別に額装できるタイプもある。基本的に枠・ガラス(アクリル)・入れ子・裏板の構造になっており、入れ子は勲章などを固定できるようになっている。また、額全体がしっかりした作りになっているため高級感がある。
- デッサン額
- 水彩画やリトグラフ、写真、刺繍など、幅広い分野に使われる額。厚みのあるものには向いていない。材質やデザインは様々で、枠・ガラス(アクリル)・裏板の構造になっており、ガラスと裏板の間に絵を入れる。大抵の場合、マットと呼ばれる厚さ約2mmの中抜きした台紙をガラスと絵の間に挟む。これは絵とガラスを密着させないためと見映えを良くするため。
- 油彩額
- 油絵用の額。大半が本縁で、木製のものが多い。枠・ガラス(アクリル)・入れ子・裏板の構造になっており、入れ子と裏板の間にカンバスを入れる形になる。こうすることで絵の表面とガラスとを触れさせない。厚みのあるものを入れるためドロ足と呼ばれる角材を背面に取り付けており、これによって深さを増している。デザインが豊富。色は金・銀・茶などが多い。
- 和額
- 日本画、色紙、書、水墨画、短冊などを入れる額の総称。特に、色紙を入れるものは色紙額、短冊を入れるものは短冊額と呼ばれる。枠は木製か金属製が多く、入れ子は紺、臙脂、鶯色、灰色などが多い。入れ子があるものとないものとがあり、入れ子がないものは布地を貼った裏板が使われていることが多く、書や水墨画などをそこに直接裏打ちすることもできる。
額縁のサイズ
- インチ(吋、8×10)
- 203×255
- 八切(やつぎり、八ツ切)
- 242×303
- 太子(たいし)
- 288
- 四切(よつぎり、四ツ切)
- 348×424
- 大衣(たいころ、だいころ)
- 394×509
- 半切(はんせつ)
- 424×545
- 三々(さんさん)
- 455×606
- 小全紙(しょうぜんし)
- 509×660
- 大全紙(だいぜんし、全紙)
- 545×727
- リト大判(リトおおばん、リト判)
- 625×850
- MO判(エムオーばん)
- 693×893
- 版画判(はんがばん)
- 334×486
- 三尺(さんじゃく)
- 430×880
- 四尺(よんしゃく)
- 430×1180
- 半切(はんせつ)
- 430×1610。書での半切。
- 八九(はちく)
- 243×273。一般的な色紙のサイズ。
- 八二(はちに)
- 273×394。賞状のサイズ。
- A3賞状(エーさんしょうじょう)
- 317×439。賞状のサイズ。
- 新賞状(しんしょうじょう)
- 318×455。賞状のサイズ。
- 八号賞状(はちごうしょうじょう)
- 333×455。賞状のサイズ。
- 勲記(くんき)
- 420×595。勲記のサイズ。
額縁の種類
用途による額縁
- 油絵額縁
- 遺影額縁
- 色紙額縁
- 賞状額縁
- ポスター額縁
- 油彩額縁
素材による額縁
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