カネミ油症事件
カネミ油症事件とは
カネミ油症事件(かねみゆしょうじけん)とは、1968年に、PCBなどが混入した食用油を摂取した人々に障害などが発生した、主に福岡県を中心とした西日本一帯の健康被害事件です。
カネミ油症事件(カネミゆしょうじけん)の概説(まとめ)
福岡県北九州市小倉北区にあるカネミ倉庫で作られた食用油(こめ油)に熱媒体として使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が混入し、それを摂取した人々に、顔面などへの色素沈着や塩素挫瘡(クロルアクネ)など肌の異常、頭痛、肝機能障害などを引き起こしました。
妊娠中に油を摂取した患者からは、皮膚に色素が沈着した状態の赤ちゃん(黒い赤ちゃん)が生まれました。
母乳を通じて皮膚が黒くなったケースもあります。
2002年に厚生労働大臣が、「カネミ油症の原因物質はPCB(ポリ塩化ビフェニル)よりもダイオキシン類の一種であるPCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)の可能性が強い」と認めました。
カネミ油症事件(カネミゆしょうじけん)被害者の症状、特徴
カネミ油症事件(カネミゆしょうじけん)の原因物質
- PCB(ポリ塩化ビフェニル)
- PCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)
カネミ油症事件(カネミゆしょうじけん)の被害認定
全国で約14,000人がカネミ油症事件の被害を訴えましたが、認定患者数は現在約2,000人です。
認定基準は曖昧なものです。
カネミ油症事件(カネミゆしょうじけん)の裁判
1970年、カネミ油症事件被害者は食用油を製造したカネミ倉庫、PCBを製造した鐘淵化学工業(現
カネカ)、国の三者を相手取って賠償請求訴訟を起こしました。
二審では被害者側が国に勝訴し、約830人が仮払いの賠償金約27億円を受け取りましたが、最高裁では逆転敗訴の可能性が強まったため、被害者側は訴えを取り下げました。
この結果、被害者には先に受け取った仮払いの賠償金の返還義務が生じましたが、既に生活費として使ってしまっていたケースも多く、返還に窮した被害者の中からは自殺者も出ました。
カネミ油症事件(カネミゆしょうじけん)患者の病院での検査、治療科
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