テトロドトキシン
テトロドトキシンとは
テトロドトキシン (てとろどときしん、tetrodotoxin、TTX)とは、化学式 C11H17N3O8
で表され、ビブリオ属やシュードモナス属などの一部の真正細菌によって生産されるアルカロイドです。
テトロドトキシンは、一般にフグの毒として知られ、他にアカハライモリ、ツムギハゼ、スベスベマンジュウガニ、トゲモミジガイ、ヒョウモンダコもテトロドトキシンを持っています。
テトロドトキシンの毒性
- マウス経口 LD50 0.01 mg/kg
- マウス皮下 LD50 0.008.5 mg/kg
テトロドトキシンは300℃以上に加熱しても分解されません。
人の経口摂取による致死量は2〜3mgで、経口摂取では青酸カリの850倍の毒性を持ちます。
テトロドトキシンは神経細胞や筋線維の細胞膜に存在する電位依存性ナトリウムチャネルを抑制することで、活動電位の発生と伝導を抑制します。
テトロドトキシンの症状、特徴
- 麻痺
- 舌、唇、指先のしびれ
- 頭痛・腹痛・嘔吐
- 歩行や発声の困難
テトロドトキシンの処置方法(解毒法)
- 毒を口から吐き出させる。
- 人工呼吸
テトロドトキシンの解毒方法は現在見つかっていません。
ただし、適切に処置すれば救命率は高いといわれます。
経口摂取の場合は全身に毒が回るまでに時間を必要とするため、適切な応急処置を施せば助かる可能性は高いです。
しかし血液中に直接毒が入った場合、全身に毒が回る速さが経口の場合の最大100倍になるといわれます。
フグの毒
フグ毒の成分はテトロドトキシンで、もともと細菌が生産したものが餌となる貝類を通して生物濃縮され、体内に蓄積されたものと考えられています。
フグはテトロドトキシンに対し高い耐性を持っているため、フグ自身が中毒することはありません。
しかし人為的に高濃度のテトロドトキシンを与えれば中毒します。
フグの毒で死亡した有名人
テトロドトキシンの病院での検査、治療科
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