腕時計
■ 腕時計とは
腕時計(うでどけい、wristwatch、watch、リストウォッチ、リストウオッチ)とは、バンド(帯)によって腕に装着する小型の携帯用時計です。
場所を選ばず時刻を知ることを可能とする基本的機能のほかに、様々な付加的機能を併せ持ったものがあります。
また、服飾コーディネートの一部、あるいは社会的ステータスを表す装身具でもあります。
そのため、ごく低価格の実用品から、高級宝飾品級の超高額品に至るまで、広範な価格帯の製品があります。
駆動方式は1980年代以降、水晶発振計時のクォーツ式が主流です。
しかしぜんまい動力のみによって作動する旧来の機械式時計は、高級価格帯を中心に根強い人気があります。
腕時計自体は19世紀後半に誕生しましたが、当初は単に時計の付随したブレスレットであって女性用の装身具に過ぎず、実用上も精度は低かったとされます。
■ 防水腕時計
現在では一般に市販されている腕時計の多くが、何らかの防水仕様を備えています。
腕時計の防水機能は、「気圧」あるいは「水深(m/ft)」で表されます。
- 日常生活防水(3〜5気圧防水)
- 小雨に打たれたり日常の水仕事で水がかかっても大丈夫なレベル
- 10〜20気圧防水
- 水泳や潜水などで着用する
- 数百〜一万メートル防水
- 本格的なダイビングに使用される潜水用腕時計
表示の見方については注意が必要です。
この気圧は、静止した状態でこの水圧に耐えられるという意味であり、水中で勢いよく腕を動かせば、浅い水中でもこれ以上の水圧が腕時計にかかることになります。
水深(メートルやフィート)で表される場合には、実際に表記どおり潜ることも可能な性能を持ちますが、メンテナンスを怠ると性能を充分に発揮できずに浸水する場合があるため、注意が必要です。
■ 宝飾腕時計
美術工芸品としての腕時計もあります。
材料に金や銀などの貴金属をふんだんに用い、ルビーやダイヤモンドといった宝石を散りばめた華美な装飾品としての腕時計です。
こうした時計では、クオーツ式ではなく機械式であることが多いです。
■ 複雑時計(リストウォッチ、リストウオッチ)
機械式腕時計は小さなケースの中に多くの高度な技術が込められています。
中でも「トゥールビヨン」、「ミニッツリピータ」、「永久カレンダー」は超絶技術として有名です。
- 永久カレンダー
- 現在時刻だけでなく、月、日、曜日、暦年が表示でき、4年に一度の閏年も補正の必要が無いカレンダー機構。
- クロノグラフ
- 時刻を表示する機能に加えストップウオッチの機能も組み込んだ時計。文字板上に複数の小ダイアルを配置した外観が特徴的。飛行機の操縦士用に開発された。
- トゥールビヨン
- 重力による誤差を補正するために主要な部品群を一定方向に常時回転させておく機構のこと。本来、時計本体に固定されているべき部品を回転させるため、非常に複雑な機構と高度な技術が要求される。
- ミニッツリピータ
- 時計の側面のレバーを引くことで、鐘の音色や回数で現在時刻を知らせてくれる機構。非常に高度な技術が必要とされる。
- ムーンフェイズ
- 月が描かれた円盤で月齢を表す機構。
■ 腕時計の種類
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