IgA腎症
IgA腎症とは
IgA腎症(IgAじんしょう、IgA nephropathy、ベルジェ病、Berger病)とは、主に免疫グロブリンの一種であるIgAが免疫複合体を形成し、腎糸球体メサンギウム領域に沈着する疾患です。
厚生労働省(厚労省、旧厚生省)の特定疾患(難病)に指定されています。
IgA腎症の症状、特徴
初期症状
急性上気道感染症(風邪など)・消化管感染症や過労、寒冷暴露を伴った場合
病態の進行・悪化速度は個人により様々で、数〜数十年で末期腎不全に至るとされます。
IgA腎症の原因説
- 食物やウイルスを抗原とする免疫複合体の糸球体内沈着
IgA腎症の機序説
- 扁桃腺炎が反復することにより陰窩上皮が破壊され、これを抗原として認識したリンパ球がIgA抗体を産生する。
IgA腎症の病期分類
IgA 腎症診療指針
- 予後良好群
- 透析療法に至る可能性がほとんどないもの。
- 予後比較的良好群
- 透析療法に至る可能性が低いもの。
- 予後比較的不良群
- 5〜20年に透析療法に移行する可能性があるもの。
- 予後不良群
- 5年以内に透析療法に移行する可能性があるもの。
IgA腎症の統計
- 性差
- 男性に多い
- 好発年齢
- 10代後半から30年代前半
- 日本の患者数
- 年間2〜3万人
IgA腎症の検査
IgA腎症の診断
IgA腎症の診断は、腎臓生体針検査(腎生検)の結果に基づきます。
IgA腎症の治療法、治療薬、手術法
生活指導
- 予後比較的不良群以降は過労を避ける。
- 妊娠・出産を避ける。
食事療法
薬物療法
扁桃腺摘出 + ステロイドパルス療法
IgA腎症の予後、術後
IgA腎症患者の予後20年の結果で40%前後が慢性糸球体腎炎を経て、末期腎不全に陥ります。
病院初診時の血清クレアチニンが高値であること、タンパク尿の陽性、高血圧の合併などは、予後は悪いです。
また、腎臓生体針検査(腎生検)で広範な糸球体の硬化と尿細管間質の障害がある場合も予後は悪いです。
肉眼的血尿を繰り返すのみの場合の予後は良いです。
IgA腎症の病院での検査、診断科
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